クランクシャフトの先端に、折れた3mmのステンレスネジが残ってしまったわけです。
こんな状態になったら普通はあきらめると思いますが・・・
でもその後、無事に救出できています。

まずはネジが緩みやすくなるように、ネジロック剤を弱くします。
ロックタイトのHPで調べると、200℃で5分間加熱せよと書いてありますが、そんなにやったらシャフトが歪みそうです・・・
とりあえず1~2分位トーチで軽く加熱しておきます。
ネジに穴を開けて逆タップで回すわけですが、鉄工用のドリルビットでは、ステンレスネジには刃がたちません。
超硬ビットとチタンコートビットを試すと、超硬ではダメでしたが、チタン刃はわずかずつですが削れます。
穴の内径が3mmなので、1.5mmの刃では、刃とクランクの隙間は0.75mmしか余裕がありません。慎重に・・・

これでネジに直径1.5mm、深さ2mm程の穴を掘り、2mm用のエキストラクター(逆タップ)をたたきこんで、
押し付けながら反時計方向へ回すと・・・
取れた!(^^)

イモネジじゃないですよ、折れたネジの本体です。
復活した~

このクランクシャフトは、復活後1年間、元気に回っておりましたよ。
エンジンブローするまでは(T_T)
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レーシングEgのバックプレート固定ネジが1本頭がねじ切れて埋まっているので、この方法も救出策のひとつとして参考にさせて頂きますm(_ _)m
φ3mm以下のサイズですから相当苦労しそうですが…(苦笑)
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バックプレートは3本で留まっていれば大丈夫なようですよ。
それにしても、そこを折る人ってよくいるようですね。
もしかして、φ2.6mmのネジだとすると、ちょっとやりにくそうですが、直せればいいですよね。
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まるで、神の手と呼ばれる医者の外科手術を見てるみたいです・・・。
普通だったら手が震えてまっすぐに入りませんから^^;
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失敗したらどうなるんだろう?と思いましたが、意外にうまくいったんですよ。
ダメ元でやっているので、気が楽です。
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遅ればせながら、リンクさせて頂きました^^
今後とも宜しくお願いします!
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こちらもリンク完了です(^^)